通販カタログ・通信販売のベルメゾンネット

つかまり立ちはいつから?保育士が教える練習法と転倒対策

赤ちゃんがハイハイの次にできるようになる「つかまり立ち」。
つかまり立ちはいつから始まる?つかまり立ちはどのように練習したらいい?
つかまり立ちについて解説するとともに、つかまり立ちの練習にぴったりなお役立ちアイテムや、赤ちゃんの転倒対策、つかまり立ちのお悩み解消Q&Aなどについて詳しくご紹介します。

つかまり立ちはいつから?
保育士が教える練習法と転倒対策

赤ちゃんはハイハイができるようになると、次はつかまり立ちをし始めます。
「つかまり立ちっていつから始まるの?」という基本的な疑問や、つかまり立ちの時期にあると役立つアイテム、転倒防止対策や注意点などを、えがおの森保育園・せんごくの堤園長先生に解説いただきました。

堤綾子 園長先生(えがおの森保育園・せんごく)

この記事を監修いただいたのは・・・

堤綾子 園長先生(えがおの森保育園・せんごく)

公立保育園職員、小規模保育園の園長を6年経て、2016年4月より現職。

つかまり立ちはいつから始まる?
基本を解説

つかまり立ちが始まる時期

つかまり立ちとは、何かにつかまって自力で立ち上がることをいい、誰かが手伝って立たせた場合は、つかまり立ちといいません。
最初のうちは一瞬しか立っていられないですが、筋力が増してくると徐々に時間が長くなり、やがてつたい歩き、そして一人歩きと進歩していきます。
生後7か月で約25%、生後10か月で約90%の子がつかまり立ちをできるようになりますが、赤ちゃんの中にはつかまり立ちができるまで時間のかかる子もいます。
ほとんどの子が1歳2~3か月ごろには、つかまり立ちができるようになります。

一般的には、つかまり立ちを始める前には、ハイハイの状態から机などをつかんで立ち上がろうとする動作をし始め、テーブルに上半身を預けたり、大人が支えるとつかまり立ちの体勢をとったりするような動作がでたら、つかまり立ちを始めると思っていいでしょう。

なかなかつかまり立ちをしない場合はどうすればいいの?

堤 園長先生

まずは、地域の1歳児検診の際に、保健士さんにご相談するのが良いと思います。その際に、足の様子などを見てくれるので、まずは保健士さんに相談してみましょう。
その後、1歳半になってもなかなかつかまり立ちするような兆候がなければ、お医者さまに相談してみるのが、良いと思います。
子どもの成長は本当に個人差があるものですし、早くつかまり立ちできるから良いというわけではなく、ハイハイをきちんとさせてあげることがすごく大事で、ハイハイで腕や足の使い方や力がついてくると、自然とつかまり立ちもできるようになります。
周りの子どもの成長を見て、焦られる必要はないですよ。

赤ちゃんの転倒対策4選

赤ちゃんのつかまり立ちが始まったばかりのときは、まだ足腰がしっかりしていなかったり、足の使い方が分からなかったりして、よく転びます。
また、つかまり立ちができるようになって、高いところまで手が届くようになるので、注意することも増えてきます。
そんな赤ちゃんのつかまり立ちの練習時期の転倒防止対策についてご紹介します。

リュック型クッションを背負わせる

赤ちゃんが転倒した際に頭をぶつけるのを防止してくれて、見た目も可愛いリュック型セーフティクッション。
「背負わせるだけで、赤ちゃんの動きを制限することがなく便利」というお声も多く、何よりも可愛いのでつける習慣がつきそうです。

リュック型クッション

家具の角にベビーガードをつける

赤ちゃんが転倒した際にぶつかってもけがをしないように、家具の角にはコーナーガードはつけておくことをおすすめします。
様々な形のコーナーガードが販売されているので、ご自宅の家具に合うものを用意してあげるとよいでしょう。

ベビーサークルを設置する

赤ちゃんがつかまり立ちになれて、つたい歩きをし始めると遠くまで移動してしまうこともあるので、ベビーサークルの中でつかまり立ちをさせたりすると安心です。

ベビーサークル

ゲートや扉・棚のストッパーを設置する

ベビーサークルなどの大きいものを置けない場合は、台所や階段などの危険な場所に入れないようにベビーゲートの設置をおすすめします。
また、棚や扉にもストッパーを設置することで、つかまり立ちした際の危険から守ってあげることができます。

ストッパー

上記のようなアイテムで安全な状況を作ってあげることも大切ですが、よく転ぶつかまり立ちを始めた最初のころは、大人がそばについていてあげることが一番大切です。
また、子どもがつかまり立ちをしたがるところでは、足元になにも置かないようにし、転びそうになったときにクッションなどを頭の後ろ辺りに置いてあげるようにすると良いでしょう。

つかまり立ちのお悩み解消Q&A

Q.立つようになった後、ベビーベッドはいつまで使うべきですか?

堤 園長先生

伝え歩きを始めたら、使用を控えた方がよいと思います。ベビーベッドの中で伝え歩きをさせるよりは、ベッドの外で伝え歩きをさせてあげる方が良いです。
また、頭がベビーベッドの柵から出るようになったら、使用を控えた方が良いです。
保育園では、つかまり立ちをしだすころから、ベビーベッドは使わないようにしています。

Q.つかまり立ちの後、歩くまでの過程が知りたいです。

堤 園長先生

つかまり立ちができると、次に伝え歩きを始めます。伝え歩きに慣れてきたら、大人が後ろ側に立ち両手をつないで歩いてあげます。
前から子どもの手を引いてあげると、子どもが前に転んだりするので、後ろ側から手を握ってあげましょう。
両手をつないで歩くことに慣れて安定してきたら、横について片手で手をつなぎ、その後一人で歩けるようになっていきます。

Q.つかまり立ちが始まったら、いつ頃から靴を履かせるべき?

堤 園長先生

当園の持論ですが、靴下でしっかりと歩けるようになるまでは、靴は履かせなくて良いと思います。
しっかり歩けるようになるには靴下やはだしで足の裏をつけて、足の指で地面をつかめるようなってから靴を履かせた方が、転びにくく安定して歩けるようになります。

早々に靴を履かせてしまうと、指を使えず土踏まずが付かないことから転びやすくなってしまうので、足の指を曲げて床を掴んでいるようなら安定してきているのでその時が良いと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
他の子はもう、つかまり立ちをしているのに・・と、焦る必要はなく、赤ちゃんが自分の意志でチャレンジしたいと思えるようにアイテムを揃えたり、いつつかまり立ちしても良いように万全の準備をして楽しんで練習できる環境を整えてあげるとよいでしょう。

妊娠・出産・育児 完全ガイドTOPへ

アイテムから記事をみる

【妊娠・出産準備リスト】初期からの体の変化に合わせて必要なもの
【時期別お買いものリスト】時期別にわかる!新生児・赤ちゃんに準備が必要なもの
【時期別お買いものリスト】時期別にわかる!子供・小学生に準備が必要なもの