- 2022.12.26
- 暮らし
3歳の室内遊び10選!おうちでも楽しく過ごす保育士直伝のアイデア紹介
3歳ごろの子どもは、語彙が増えて会話がたくさんできるようになったり、全身を使った動きができるようになります。
そんな成長著しい3歳ごろの子どもとの遊び方について保育士の松澤先生と一緒にご紹介します。
この記事を監修いただいたのは・・・
松澤和子 先生(千趣会チャイルドケア スーパーバイザー
/えがおの森保育園・いの 元園長)
幼稚園教諭・保育士・主任保育士を経て、2014年からえがおの森保育園で保育士・園長先生として勤務した後に、2020年より、スーパーバイザーとして、各園の視察をしながら園長先生の悩みやクラス運営のアドバイスをしている。
また、保育の質向上を目的とした、社内研修の講習講師として活躍。
3歳と遊ぶときのポイント
3歳ごろになると走る、跳ぶ、押す、引っ張るなど、基本的な動作が一通りできるようになるため、体を使った遊びも大人と一緒に楽しめます。
2歳の頃にはたどたどしかった話し方もスムーズになり、語彙も増えて会話も成り立ってくるので、遊びの中でも子どもの成長を促せる遊びがオススメです。
ここからは、保育士の松澤先生とともに、「体を動かす遊び」と「工作やゲーム遊び」に分けてご紹介します。
3歳のおうち遊び〈体を動かす遊び編〉
1.くまさんハイハイ(高這い)
家の中を移動したり、トイレやお風呂まで競争したり、バック移動をしたり・お尻を付けてジャンケンして遊んだりすることで、親子で楽しく過ごす事ができます。体幹も鍛えられ、一石二鳥の効果があります。
「くまさんハイハイ」は、手足の協応動作と支持力が高まり危険を回避する保護伸展反応を促し、体幹を鍛えます。
2.お尻を付けて鬼ごっこ
へびやワニ、うさぎなどの動物ごっこをして遊びます。家の中で走らずに遊ぶことができるので、危険を避けて遊ぶことができます。
①横に2人並んで、おしりをついて体操座り(おやま座り)をする。
②「よーいどんっ!」の合図で、座ったままおしりだけをつけて足を上げ、腕を振って前に進む。
※この時、腕をたくさん振っておしりを左右に動かすのがポイント!ゴールに先についた方が勝ち!
3.親子でタッチ
動体視力が付く遊びです。園でも毎日この遊びをしています。毎日遊ぶことでお子さんの集中力が高まり、喜んで遊んでいます。
①子どもと視線を合わせて、向かい合う。
②両手を広げ、「タッチ!」と言い、タッチを楽しむ。
③低い位置や、届かなそうで届きそうな高い位置など、色々な場所でタッチをして遊ぶ。
タッチできたことを、子どもと一緒に喜びながら楽しむとよいでしょう。
4.おしりをタッチ
突然しゃがんでみたり、寝っ転がってみたり・・・タッチされないようにどうやって逃げるか?子どもたちによってそれぞれ動きが違って面白いです!
①親子で2人組になって向かい合う。
②「よーいどん!」の合図でお互いのおしりをタッチする。
③先にタッチした方が勝ち!自分のおしりをタッチされないように、逃げながら相手のおしりをタッチするのが意外と難しくて盛り上がりますよ。遊ぶ範囲を決めておくと、タッチしやすくなったり、場所の広さによってルールを変えるなど工夫をするとさらに楽しく遊べます。しっぽをつけて、お互いのしっぽを取り合うなどアレンジしても良いですよ。
5.風船遊び
風船バレーのように子どもが打った風船をお母さんが打ち返すだけでも喜びますし、フワフワと風船がどこかに飛んで行ってしまうのも楽しいようです。下に落ちないようにしてパスし合ったり、キックしたりと手足を動かしながら遊べるのでおすすめです。
3歳のおうち遊び〈工作やゲーム遊び編〉
1.宝探しゲーム
①シールやおもちゃなどの宝物を用意して、ゲームを始める前に子どもに見せておきます。
②子どもには見えないように宝物を隠します。
③宝物を制限時間内に見つけてもらいます。
なかなか見つけられない場合は、ヒントを出してあげたりして、子どもが自力で見つけられるように、サポートしてあげると楽しんで続けることができます。慣れてきたら、宝物の数を増やしたり、子どもが隠す側になったりして、楽しむことができます。
2.手遊び歌
手遊び歌のなかでも「5つのメロンパン」がおすすめです。
「5つのメロンパン」の歌詞では、パン屋で売られている5つのメロンパンを、子どもが一人ずつ買っていき、「4つのメロンパン」「3つのメロンパン」のように、一つずつお店からメロンパンが無くなっていく様子が描写されています。
パパ・ママと一緒に遊ぶと喜びますよ。その他にも、色々な手遊び歌がありますので、ネットなどで検索してみてください。
3.工作あそび
牛乳パックを使ったパッチンカエルや、紙コップのけん玉などはお家でも材料をそろえやすく、簡単に作れるのでおすすめです。
その他にもネットで検索すると色々な工作の作り方が出てくるので、お子様と一緒に選んで作ってみると楽しめますよ。
また、作る過程で難しい部分などは、お子さんに声をかけて、ゆっくり一緒に作るとよいでしょう。
3歳におすすめのおもちゃ3選
1.絵本
一番のおすすめは「絵本」です。想像力・集中力・知的好奇心が育ち、子どもの心が豊かになり、語彙が増え、読解力が身につきます。
お子さまと一緒に寄り添って読むことで、愛着関係が深まり、お子様の自己肯定感を高め、家族の絆が深まります。
簡単な絵本からストーリーのある絵本まで色々な絵本を読んであげるとよいと思います。
お子さまと図書館などに行って、一緒に選んでみるとよいでしょう。
2.ブロックや積み木
手先が器用になってくる時期ですので、『ブロック』を組み合わせたり、『積み木』を並べたり船や動物園など色々な形を作ることができるようになります。
その他にも、個人差がありますが、パズルは30 ピースくらいまでできるようになります。
3.おままごと
おままごとは定番です。園ではチェーンリングやお手玉などで食材を見立てて遊んでいますが、家庭では玩具の食材や調理器具を使うと良いでしょう。
また、キッチンの玩具などがあると、ママの真似をしてお料理ごっこを楽しむので、余裕があれば用意してあげるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか。成長著しい3歳頃の子どもとの遊び方について、ご紹介しました。室内でもいろいろな遊びがあり、どれも簡単にできる遊びですので、お子様と一緒に楽しんで遊んでくださいね。